診療設備・能力

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当院の電子カルテは自作による完全オリジナルです。

■夢の電子カルテ(MISSION99)開発の経緯

 プログラミング初心者の私(藤川)が開院2年前から開発をはじめました。4th Dimensionというフランス製データベースアプリケーションを用いてゼロから開発しました。
 当初、既成の電子カルテ使用も検討しました。何せ正式なプログラミングによるデータベース開発は初めてでしたからできる自信もありませんでした。しかし、アウトソーシングするほどのお金が無かったことと、当クリニックでしか使えなくてもいいから、当クリニックでは最高の使い勝手の電子カルテにしたかったことから無理を覚悟で夢の電子カルテ開発に着手しました。私に限って言えば、開院準備の90%以上は電子カルテ開発でした。開院後は検査技師としてスタッフに加わった川崎に検査関係部門を中心にプログラミングを手伝ってもらい、現在も日々、開発は継続しています。
 当初、レセコン機能も開発していましたが、診療報酬改定の際に公布から実施までの期間が短く、日常診療の片手間に電子カルテをアップデートすることは困難と考え諦めました。レセコンは現在日立製のものを使用し、電子カルテに表示された出力リストを見ながらレセコンに入力すると言う手間を強いられています。一般にレセコン内部はブラックボックスになっており電子カルテと連動させることはほぼ不可能な状態です。よって、医師会で推進しているORCAとの連動を検討しています。同様に、レントゲン、CT、内視鏡、エコーなどの画像データも電子カルテとは別に日立メディコ製の画像ファイリングシステムを使用しています。よって外来診察室には画像表示用のコンピュータと外来診察用のコンピュータ、入院指示出し用のコンピュータの3台が並んでいます。入院と外来は一台のコンピュータでも運用可能ですが、外来診療をやりながら、その合間に入院患者さんの状態をチェックしたり指示出しをするには2台あった方が便利なのです。

■電子カルテ(MISSION99)でどんなことができる?

●業務を能率化して患者さんと接する時間を長くしたい
 電子カルテに支配されるのではなく、電子カルテを用いることにより、できるだけ業務を能率化しスタッフが患者さんに接する時間をたくさんとれるように考えました。(しかし、私たち開発プログラマーは電子カルテに支配されています。患者さんが具合が悪いと言って非番の日に呼ばれることより、電子カルテの具合が悪いと言って呼び出されることの方が多いのです。)
 具体的には、@看護スタッフの業務として当たり前と考えられている検査データ整理、レントゲンフィルム整理、注射伝票や検査伝票の記入や処理をなくし、病棟日報の自動作成、など。A医事課スタッフがカルテを探して移動したり、病棟にあがってカルテをチェックしたり検査伝票・注射伝票をめくって医事入力する手間を省く、など。B医師はdo処方、do指示を容易にし、診療情報提供書など半自動作成機能を付加し短時間で正確な書類を作成できる、など。

●患者情報の共有化
 スタッフ全員が患者さんの情報をいつでも、どこでも参照できます。医師は外来をやりながらいつでも看護記録を覗いて必要な指示を追加できます。看護師もいつでも医師カルテを参照できます。検査・放射線技師も直接カルテから情報を得て適切や検査実施を行えます。

完全性の向上
 まだまだ開発途上ですが、事故につながるような誤入力、注射や点滴の誤実施予防策がとられています。例えば患者さん取り違え事故防止のため、患者さんの顔写真がすべての画面で表示されるようになっています。

●予約診療の強力なサポート
 いつ、誰がどこで電話を受けても、適切な予約がとれるようなシステムが構築されています。また、この予約システムは各医師、検査技師、放射線技師や各検査モダリティのスケジュールが入力保存されており、人やモダリティのダブルブッキングが起こらないようになっており、外来診察の予約のみならず、エコーや内視鏡、CTなどの電話予約にも対応しています。(但しこれらの検査予約は外来受診時に実施することが決まってもその場で予定が立たない場合に後ほど電話で実施日・時刻を予約するものです。)

●検体検査業務との連携
 電子カルテ上の指示から自動的に緊急検査機器や外注検査にオーダーされ、結果が自動的に電子カルテに入力されます。

●病診・診々連携のサポート
 一度紹介をしたり、受けたりした医療機関は電子カルテ上でデータベース化されており、診療情報提供書や報告書を作成する際に宛先などは選択するだけですみ、電子カルテ内のデータ(外来診療録、画像検査結果、処方内容、入院診療録など)を簡単にクリックやコピー&ペーストで本文を作成できます。また、既往歴やアレルギー、感染症などのデータは自動的に文書に入力されます。

●業務関連情報の共有化とスムースな伝達
 院内スタッフ間での情報共有としての伝言板機能と、リアルタイムに各部署に必要事項を伝達できるようになシステムを備えています。例えば、外来診察中の医師が病棟の看護記録のウォーターバランスを見て至急点滴を追加したい場合など、電話をかけなくても電子カルテ上で「○○さんに点滴追加しました。」と言うようにメッセージを送れます。

●知識の共有化
 診療に必要な知識、医事・経理などで必要な知識を電子カルテ内に蓄えデータベース化しておき、だれでも簡単に検索して再利用することができます。

●出勤簿や残業申告など勤怠管理
 電子カルテ上で出勤のチェックや残業報告を行います。この結果は病棟の日報(看護師の勤務)にも自動的に反映されます。

●もしも急に電子カルテが止まったらどうする?

 診療データは電子カルテ外にもテキストやPDF形式でリアルタイムにバックアップされています。外来診察中に電子カルテが止まった場合にはパフォーマンスは落ちますが、診察中のカルテもテキストなどで再現・印刷して診察を継続することができます。また、毎日深夜2時にはすべての電子カルテデータが各診察室のコンピュータにバックアップされているので、サーバーやネットワークが停止しても過去の電子カルテは個々のコンピュータで開いて参照することができます。

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