主に硬膜外麻酔で実施します。硬膜外麻酔とは腰椎麻酔(昔から良く虫垂炎の手術や帝王切開で使用された下半身麻酔)と同様に背中から注射をする麻酔ですが、下半身全てには効かず、腹部の手術を行う部分を中心に麻酔がかかります。腰椎麻酔の場合は半数近くに頭痛という合併症を伴い、そのために入院期間が長くなってしまいますが、硬膜外麻酔では頭痛になることは少なく、短期間で退院できます。 抗凝固剤や抗血小板剤(血液をサラサラにする薬)を内服されている場合には、硬膜外麻酔や腰椎麻酔では脊髄神経の周囲に血腫をつくり下半身麻痺になる心配があるため、局所麻酔や場合によっては全身麻酔で行う場合もあります。
手術方法
主にダイレクトクーゲル法というパッチを使用した手術を行っていますが、癒着などの理由でメッシュプラグ法で実施する場合もあります。
入院期間
多くは一泊から二泊の入院となります。