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COVID-19PCR検査と現在最大の悩み

 PCR検査を風邪症状の方には行うべきではありません。それは、PCR検査では本当は感染していても検査上陰性の結果になってしまう偽陰性の場合があるからです。陰性と判定されると安心して出かけてしまう方の中に本当は感染している方が含まれてしまい感染を拡大させてしまう危険性があります。また、風邪症状で陽性だとわかっても治療方法がありません。さらに、検査の場所に行くだけで、他の人に感染させたり、感染させられる危険性があります。韓国とイタリアでCOVID-19の感染拡大が爆発的になった理由は安易にPCR検査を受けられる体制が悪かった、と言う説があります。今まで、日本が爆発的な感染拡大に至っていないのは、PCR検査を安易に受けられないシステムにしていたからだと考えますが、このあたりの説明を政府がきちんとしていたかどうかは私の記憶では定かではありません。よって、一番大事なことは風邪症状を認めたら、休む、休ませる。風邪を引いたらCOVID-19の可能性を考え、人と接しないようにする。その上で発熱や咳の持続、息苦しさや強い全身症状が出現したら保健所に相談して指示を仰ぐようにするべきだと考えられます。ただ、ここで現在あまり取り上げられていない問題ですが、現在の最大の悩みがあります。インフルエンザの場合には発症して五日以上、かつ平熱になって二日以上経過したら出勤もしくは登校可能となっていますが、今回のCOVID-19に関してはそのような指導がありません。勿論、COVID-19とは皆さん診断されてはいないわけですが、風邪症状を認めた場合にはCOVID-19の可能性を考えて仕事や学校を休むわけなので、COVID-19と仮定して対応しなければなりません。COVID-19の場合はインフルエンザより長期間に渡ってウィルスを排出しているという報告もあります。例えば、風邪症状の方が平常の状態に回復した時点でPCR検査を二回受けて陰性であれば出勤や登校を可能にする、などの方法も考えられますが、これだと莫大の検査数になり現実的ではなさそうですし、検査場で再感染してしまうリスクもあります。100%安全な状態は望めませんが、風邪症状から回復して、この条件を満たせば90%以上は大丈夫、と言うような指針ができないものかと考えます。そのためにも、「F’sブログ : COVID-19に関して今一番知りたいこと」で述べましたように、実際に今まで感染ルートが判明しているケースで、感染させた人は感染させた時点で症状がなかった人もいるのか?それを知りたい。

COVID-19が今この世に現れた理由と我々が行うべきSustainable(持続可能)な対応

 新型コロナは何故、今、地球に現れ、全世界を脅かしているのか?実は地球を救うために現れたのではないかと妄想しています。利己的で欲の深い地球人がいくら議論を重ねても地球温暖化は止まらず、毎年大気中二酸化炭素濃度は高くなる一方です。地球を温暖化から救うために新型ウィルスは、多少致死率を高くして十分に人々を警戒させ、経済活動を抑えなければならない。そして、一ヶ月や二ヶ月でおさまってしまってはCO2削減効果は不十分なので、12年と続けなければならない。来年はきっと大気中二酸化炭素濃度が下がるに違いない。政府は収束のためにこの12週間が大切だと何の根拠もなく宣言しましたが、現実からかけ離れた数字だと思います。そのうち、大恐慌になってコロナウィルスで死ぬよりもコロナ関連死(倒産な破産で自殺など)の方が増えてしまうような危険性もある。

 いずれにしろ、予想される長丁場の戦いに、感染予防に使う物(マスク、消毒液、個人防護具など)を無駄遣いしないで、二酸化炭素をある程度抑える程度の経済活動抑制にとどめ、大恐慌にならないような、Sustainable(持続可能)な対応を日々考えなければならないと思います。

 例えばマスクに関して。感染予防の意味ではマスクの効果はたったマスクの面積だけ。マスクにウィルスが付着したとしたら、おでこにも髪の毛にも付着していると考えた方がよいでしょう。医療従事者は一般人よりコロナ感染のチャンスが多いかもしれない。またコロナに感染しても半分以上は無症状と言われているので、無症状でも感染しているかも知れない医療従事者が飛沫を拡散しない目的としてマスクを着用すべきかもしれません。しかし、医療従事者にしても一般の方にしても自分が遷されないようにするためのマスクはほとんど意味がないと考えます。ただし、感染飛沫を浴びる可能性がある特殊な医療現場ではマスクだけではなくPPE(個人用特殊防護具)が必要になります。そして、コロナウィルスのPCR検査のための検体採取に貴重なPPEを使用しない工夫(F’sブログ : COVID-19に対する検査体制 参照)が必要かと考えます。そして、もしウィルスに感染していても症状がない人が感染を広める可能性か低いのであれば、PCR検査を簡単には実施できない現状では少しでも風邪症状がある人を外出させない、出勤させない、登校させないようにさせることを厳重に守らせることで全国休校は不要になるかも知れません。また、日をまたいで感染させないこと、具体的には屋形船やライブハウスやコンサート会場などで、スプレッダーが居なくなった翌日以降でもその場所で感染した事例がないことが確認されれば、それを念頭に置いて業務を継続することが可能になる業種もあるでしょう。実際、当院のかぜ外来は新型コロナウィルス感染に配慮し、風邪症状のある人の診療はその日の診療時間の最後の1時間に限定し、終了後に患者さんが触れた可能性のある部位の消毒は行いますが、基本的に翌日の診療までには12時間程度あけるようにしています。(F’sブログ : COVID-19に関して今一番知りたいこと 参照)

COVID-19に対する検査体制

 コロナウィルスに対するPCR検査が公的保険適応となりましたが、検体採取は完全防護服でなければ実施してはいけないことになっています。そうであれば、インフルエンザ検査のための検体採取もCOVIDを否定できていない患者さんに対して行うので全く同じリスクがあることになると思います。数限られたPPE(個人用防護具)は感染した患者さんの診療時に使うべきであって、検査の際に無駄に使用すべきではないと考えます。提案としては、インフルエンザも含め、検体採取は屋外で行う。さらに、大きなアクリル板などで患者さんと検者を隔て、患者さんが風下ななるように配置。アクリル板に穴をあけてそこに丈夫なゴム手袋を保育器のようにつけておき、そこから検査を行う。検体の処理から判定までの細かい手順は検者が汚染されないように工夫すればできるでしょう。この検体採取用簡易防御設備を自作しようと思い、ホームセンターで材料を買ってきましたが・・・まだ、できていません。このブログは個人的なつぶやきであり、クリニックの総意ではありません。当院のスタッフはこの設備の必要性や意義は感じていないようです。

 さらに世の中に提言すれば、入院患者以外は屋外(広い駐車場など)に設置した仮説簡易検査センターみたいな所でウォークスルーかトライブスルーで検査し、基本的に病院の建物内で検査すべきではないように思います。

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